テレビ番組はたくさんのスタッフが力を合わせ協力することで完成し視聴者のもとへ届けらていきます。その番組制作はテレビ局ではなく番組制作会社が中心になって行われます。しかし、テレビ番組制作会社にどんな仕事があるのかよくわからないという人も多いでしょう。そこで今回はテレビ番組制作会社の職種について解説していきます!就職活動の参考にしてくださいね!
・適性診断AnalyzeU+(本格的な自己分析をしたい人にオススメ)
・キミスカ適性検査(正確な自己分析をしたい人にオススメ)
・就活伸びしろ診断(スピーディーな自己分析をしたい人にオススメ)
目次
テレビ局の事業は「放送事業」です。番組を編成、視聴率を予測してテレビの広告枠を販売することが重要な仕事で、テレビ局が直接番組を制作することはほとんどありません。そこで、実際に番組を制作しているのがテレビ番組制作会社です。
番組制作会社では番組の企画を行い、テレビ局に提案、企画が採用されれば制作費が出て、実際に制作が行われます。番組制作会社の仕事は主に2つの種類に分けることができます。まず制作職としてAD、ディレクター、プロデューサーが制作の中心となって進行します。次に技術職はカメラマン、エディター、音声などが専門職として制作に関する技術をサポートします。
テレビ番組制作会社の職種別年収ランキングをまとめました!
1位 | 総合演出 1000万円〜2000万円 |
2位 | プロデューサー 500万円〜700万円 |
3位 | ディレクター 400万円〜600万円 |
3位 | AP(アシスタントプロデューサー) 400万円〜600万円 |
4位 | カメラマン 300万円〜500万円 |
5位 | 照明スタッフ 200万円〜400万円 |
5位 | 音声スタッフ 200万円〜400万円 |
5位 | エディター 200万円〜400万円 |
6位 | AD(アシスタントディレクター) 200万円〜350万円 |
AD(アシスタントディレクター)はディレクターをアシスタントとしてサポートする仕事です。番組制作に必要なロケハン、日程調整、スタッフアサイン、撮影準備、美術発注、小道具発注、買い出し、編集、ネタ探しなど業務は多岐にわたります。
番組制作会社に入社するとほとんどの人がADとして経験を積み、将来的にディレクターやプロデューサーに昇格していきます。
ADは新入社員など若手が多く、年収は200万円〜350万円と他の職種と比べて少ない傾向にあります。修行期間だと考えて少しでも早くディレクターに昇格することを目指す方が多いです。
ディレクターは番組の監督です。プロデューサーが決めた予算・スケジュールなど限られた条件の中で最高の番組を制作することが仕事です。ネタ探し・台本制作・ロケ・撮影・編集など実際の制作に関するすべての工程の責任者を担います。
ADを経験してディレクターとなり、将来的にはプロデューサーに昇格することが多いです。
年収は400万円〜600万円が相場です。フリーランスのディレクターになれば年収は800万円以上の方が多いです。
AP(アシスタントプロデューサー)はプロデューサーをアシスタント、サポートすることが仕事の役職です。プロデューサーとADと協力して番組制作の中心を担います。出演交渉、撮影交渉など撮影に関してお金やスケジュールの部分の交渉を多く担当します。
AD、ディレクターを経験してからアシスタントプロデューサーに昇進するキャリアが多いですが、テレビ番組制作業界で最も狭き門です。
年収は400万円〜600万円が相場です。プロデューサーに認められたり、企画が採用されたりしてキャリアアップしていくことが多いです。
番組制作会社のプロデューサーは制作の最高責任者です。テレビ局に企画を提案して採用されればスケジュールや制作費、出演者などが提示され、その条件の中でディレクターやADをまとめ上げて番組を完成させることが仕事です。内容や演出に問題はないか、放送後の影響など社会的責任まで負う重要な仕事です。
プロデューサーになるにはAD、ディレクターを経験して、番組制作の豊富な経験と実績が認められる必要があります。そして何よりも採用される企画を作れる様になることが重要です。
年収は500万円〜700万円が相場です。ヒット番組を多く手掛けるなど業界で実力が認められていけば収入を増やしていくことができる仕事です。
総合演出は番組全体の方向性を決める制作・演出の責任者です。番組の方向性を決定、ディレクターに指示を出して、台本の確認、番組内容の確認などを行います。番組の面白さを左右する重要な仕事です。
AD・ディレクター・プロデューサーなどを経験して、総合演出のポジションに就くことが多いです。
実績が認められて人気のフリー総合演出となれば年収は1000万円〜2000万円となり、番組制作では最も高額な収入になります。(番組によってはプロデューサーが総合演出よりも上のポジションとして動くこともあります。)
番組制作でクオリティーの高い映像を撮影する技術職です。テレビ番組の撮影では高価で専門的な業務用カメラが使われるので専門的な知識が必要なため入社後はアシスタントとして経験を積み、一人前のカメラマンになっていきます。実力次第で将来的にはフリーとして働くこともできます。
年収は300万円〜500万円が相場ですが、腕次第で収入も増やしていける仕事です。
照明は映像のクオリティーを左右する重要な仕事です。視聴者に情報を伝えるにはしっかりと照明を使ってきれいに映像を撮影する必要があります。年収は200万円〜400万円が相場です。
番組制作で音声を収録する仕事です。長い棒でフワフワの付いた専門的なマイクを使って出演者の声をしっかり収録して視聴者に情報を届けます。音声の加工なども行うこともあります。実力次第で将来的にはフリーとして働くことも選択肢になります。
年収は200万円〜400万円が相場ですが、腕次第で収入も増やしていける仕事です。
撮影された映像を編集して放送される番組の状態にする仕事です。ディレクターの指示でテロップ入れ、ワイプ処理、CG制作などを行います。フリーで働くエディターも多いです。
年収は200万円〜400万円が相場ですが、実力が認められれば収入も増やせる仕事です。
その他にも一般的な会社と同じように人事、経理、経営企画などバックオフィスを担当する職種も在籍しています。会社によってはアナウンサーなどが在籍していることもあります。