就職活動を少しでも有利に進めるには志望している業界・職種・企業についていち早く情報を集めて理解を深めていくことが重要です。そこで今回はテレビ業界で憧れに感じている人も多いテレビ番組のディレクターについて徹底解説していきます！番組ディレクターの仕事内容・給与・向いている人・キャリア・働き方・日本の有名ディレクターなどをまとめたのでぜひ就活の参考にしてくださいね！
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目次
ディレクターは番組の監督です。プロデューサーが決めた予算・スケジュールなどの条件下で多くの人に愛される最高の番組を制作することが仕事です。番組制作に関するネタ探し・台本・演出・撮影・ロケ・編集などすべての工程に責任者として関わります。そのため業務範囲が広く労働時間も長いことが多いので激務・ブラックと言われることも多いです。そこで今回はテレビ番組ディレクターの仕事について実態を調査していきます！
ディレクターは番組制作の総責任者です。テレビ局社員やプロデューサーなどと協力しながら制作側の責任者としてスタッフをまとめ上げて番組を制作していきます。
制作するテレビ番組についてプロデューサー、放送作家、総合演出など関係するスタッフとともに会議を行い企画などを決定します。この会議の内容をもとにしてディレクターは実際の制作工程を進めていきます。
企画を演出をして映像にしていくことがディレクターの重要な仕事です。そのために番組内容を全て決定して、演出を考え、スタッフをまとめ上げて、撮影・編集を進めていきます。
どんなに魅力的で素晴らしい企画もスタッフをマネジメント、出演者・雰囲気・小道具などをコントロールしてて撮影を行わなければ良い番組は生まれません。特にAD（アシスタントディレクター）との連携が重要です。ADが行うロケハン、リサーチ、撮影準備などの内容をチェックして制作全体を支えていきます。
撮影では出演者やスタッフに細かく指示を出して現場を進行する責任重大な仕事です。収録ではスケジュールを調整しながら最高のクオリティーを追求、生放送では放送時間をチェックしながら番組を進行していきます。
撮影した映像はまずディレクターが仮編集を行います。編集次第で番組のクオリティーは大きく変わってくるのでディレクターのセンスが現れる重要な仕事です。仮編集をもとにして番組を編集するプロであるエディターによって放送される映像にするための本編集が行われます。
ディレクターの指示でBGMや効果音、ナレーションを入れる音声に関する編集を行います。
すべての作業が終わればテレビ局に納品を行い放送を待ちます。
テレビ番組の制作側の責任者としてすべての工程を監督する立場で、業務量が多く、多くのスタッフや関係者と調整が必要な仕事です。働き方は安定せず激務や寝不足との戦いともよくいわれています。
最近ではテレビ番組の制作予算が減少傾向でスタッフの数も削減され、ディレクターの業務は更に増えている傾向にあります。特にディレクターが台本を作り、リサーチ、ロケ撮影、取材、編集まで行うということも増えてきています。
激務・寝不足・ブラックと言われることの多い仕事ですが、テレビを通してたくさんの人に番組を届けるということをやりがいにして仕事をしています。
ディレクターの年収は400万円〜600万円です。フリーランスのディレクターになれば年収は800万円以上の方が多いです。ADからディレクターへ昇格するのに5~10年程度かかることが多いので30歳の平均年収407万円と比べると高い傾向にあります。
番組制作会社に就職、入社後はAD（アシスタントディレクター）を経験して、5年〜10年程度してディレクターに昇格していくということが多いです。その後は番組全体を統括するプロデューサーを目指す方やフリーランスになる方も多いです。
テレビ業界では番組制作費が減少傾向で、少ない予算でどこまで高い視聴率を獲得できるかという戦いになってきています。そのなかでディレクターの業務範囲は今まで以上に広くなってきています。現在も多くの番組制作会社が慢性的な人手不足で今後増員も見込めないため激務な状況が続くでしょう。
しかし、気軽に映像が撮影できてパソコン1台で編集納品ができるようになった現代、テレビ番組のディレクターとして培った経験は需要があり、実際に他の業種やネット配信映像の分野などでも活躍されている方も多くいます。テレビ番組制作を通して幅広いコネクションを繋ぎ、常に目的意識を持って仕事に取り組んでいれば、どこでも活躍できる映像マンとして将来性はとても高いでしょう。
ディレクターに向いている人の特徴を解説します！自己PR、志望理由などを作るときの参考にしてくださいね！
ADの修行期間にディレクターとしての適性を養っていきましょう！
一日中テレビ番組のことを考えて作業をする仕事です。テレビ番組が大好きで、実際に番組が放送されることをモチベーションにしていける人が向いているでしょう。
テレビ番組の全ての制作工程に関わる仕事で、たくさんのスタッフをマネジメントしながら、様々な作業を同時進行することが求められる仕事です。マルチタスクが得意で効率よく作業を進めていく必要があります。
テレビ業界は多くの人が関わり様々なことが複雑に絡み合っている場所です。ときには理不尽なことを言われたり、大きな壁にぶつかることも多いでしょう。それに耐えて成長に変えていける精神力を鍛えていきましょう。
徹夜、泊まり込み、機材運び、長時間撮影など体力が求められる仕事です。体力に自信のある人はアピールしていきましょう！
ディレクターになるにはまずは番組制作会社のADとして就職することがオススメです。
テレビ局に就職してADというキャリアもありますが倍率が高く配属が番組制作とは限りません。一方で番組制作会社ならば多くの制作会社が選択肢としてあり基本的に全員がADとして制作に携わることになります。
TV Proのテレビ番組制作会社を115社まとめて紹介した記事も是非参考にしてくださいね！
【企業研究】テレビ番組制作会社 115社まとめ一覧 売上ランキング！【23卒就活】
